オーストラリアのシェーンブルン宮殿

世界で初めて動物園が開設されたといわれている国は、オーストラリアで、1752年にウィーンにある「シェーンブルン宮殿」に造られたのが始まりと言われれています。

動物園を造った目的は、フランツ一世が、皇后マリア・テレジアを喜ばせる為に、7年もの年月をかけて造られたとされています。

その後1765年には、一般の方にも公開され、研究や教育を目的とした動物園ではなく、主に娯楽を目的とした動物園として親しまれていたそうです。

その後、科学的な研究の目的としては、世界で初めて1828年にイギリスのロンドンで「科学動物園」が開設されました。

ロンドン動物学協会が科学的研究の研究資料として、世界各国から様々な動物たちが集められ、その後の1847年には、一般の方にも動物を見て楽しんでもらえるようにと「ロンドン動物園」として一般公開されたそうです。

日本では、1882年に科学博物館の付属の施設として、「上野動物園」が日本で第一号の動物園として開設されました。

上野動物園が開設される9年ほど前の1873年、ウィーンで行われた万博博覧会で、日本は生きた動物たちを出品しており、その後日本に持ち帰られた動物たちは、東京の山下町に開設された施設で飼育されていました。

その際、動物たちの展示も行われていたそうです。

その後1881年に、上野公園に博物館が移転する事になり、その際、動物たちが展示されていた施設も一緒に、上野公園へ移される事になりました。

それがきっかけとなり「上野動物園」として動物園が開設されました。

1907年にドイツのハーゲンベック動物園では、利用客の方に動物たちがより良く見えるようにと、これまでの檻や柵の展示方法から「無柵式展示」という展示方法に変更されたのです。

その「無柵式展示」の先駆けとなったのが、上野動物園だと言われています。

上野動物園では、1924年に園内の設備が大改造されました。

1928年には、ホッキョクグマの解放的な放し飼い飼育として放飼場が建設され、その他にもアシカの池などが造られました。

1931年には、現在当たり前となったサル山が建設され、多くの動物園の見本となりました。

それ以外にも、これらの無柵式展示方法が日本で初めての方法とされており、その後の日本の動物園に大きく影響を与える事となりました。

実は、動物園とは認められてはいませんが、日本では、江戸時代の頃から動物をみて楽しむという御楽があったそうなのです。

「見世物小屋」と呼ばれている施設で、珍しい動物や美しいトリなど見て、その時代の方たちも楽しんでいたそうです。

時代は変われど、現在も昔も動物を見て楽しんだり、動物たちに癒されたりしているという事には変わりはないのですね。

現在では、経営危機に陥ってしまい、閉鎖に追い込まれてしまう動物園も少なくはありませんが、残されている動物園や動物たちを大切に未来へと繋げていきたいですね。